刑法攻略のために
刑法は、構成要件・違法性・責任という3つの要素を順番に検討していくことが決まっていたり、各論の構成要件要素を覚えていけばある程度書けるようになるということから、受験生にとっては比較的対策しやすい科目である。
しかし、あなたがそのように感じているということは、他の受験生も同様に感じている。そのため、多くの受験生の答案の完成度が上がりやすくなるのが刑法である。したがって、受験生のうち、合格者数のほうが少ない司法試験・予備試験においては、他人と差をつけるような対策が必要となる。
差がつく対策のために
「差をつける」というのはどのような対策なのだろうか。ここで「難しい演習書をたくさん解く」という選択肢も考えられる。しかしながら、時間制限がある試験対策において、難しいことを追求し続けるのは現実的ではない。そこで、基礎を外さないように、その基礎からの応用をしっかりできるようにするのが得策であろう。
試験問題は、ある論点と別の論点が重なるような形で複雑に見えるように作られることが多い。しかし、別の見方をすれば、基礎をきちんと押さえておけば、一つずつ紐解いていくことができるであろう。
基礎をきちんと押さえるために
基礎をきちんと押さえるためには、事例問題をベースにした演習が欠かせない。今回題材とする『刑法演習サブノート210問』は、そのような演習にもってこいの教材である。1頁の短い事例であるが、だからこそ「基礎の確認」を徹底することができる。
解答例があれば……
このように、基礎の確認ができる問題集であるが、「解答例がない」というのがネックとなっている。私は、基礎講義で『徹底チェック刑法』を利用して講義を行ったが、その類題演習として刑法演習サブノートはもってこいである。
私自身は、「解答例は重視しない」という学習方法を提唱しているが、やはり初学者の段階や、総仕上げの時期に解答例があったほうが学習はしやすいであろう。
二段階の学習
この問題集は、優先的に取り組むべき問題については★印がついている。まずは、こちらを整理できるように解答例を準備します。
★を解き終えた後は、無印の問題である。無印の問題については、論文の解答例としての論述が不要なものも含まれているものが多い。そこで、この問題に関しては「答案構成」を原則として実施してほしい。必要に応じて、「学習の進め方」という項目を参考に、知識の定着を図っていこう。
あくまでも「司法試験・予備試験」の対策として割り切った体裁を採用している。だからこそ、論文試験における応用ができるレジュメとして活用してもらえるであろう。
新しい試み
そこで、今回、皆さんのニーズがあれば、解答例レジュメの執筆を開始していく。
クラウドファンディングによりレジュメを作成するかどうかを決めるというのは、あまり前例がないであろう。新しい試みであるがゆえに、プロジェクト不達成ということも想定されるが、もしこのクラウドファンディングがうまくいけば、皆さんが合格した後に、講義やレジュメを「作ったけれども売れない」というリスクを回避して販売することができる環境づくりの第一歩になると思われる。
そのようなモデルケースにすることも、今回、Publishにて募集を開始した理由である。
ニーズがなければこのレジュメの構想はお蔵入りである。基礎的な問題に対する解答例レジュメで着実に力を身につけたい方は、ぜひこのクラウドファンディングに参加してほしい。
リターンの内容
1.シルバー
- 完成版レジュメ(PDFデータ・Wordデータ)
2.ゴールド
- 作成過程に参加(Discord、zoomミーティング)
3.プレミアム
1.及び2.に加えて
- レジュメを活用した刑法実践ゼミ参加権(アーカイブあり)
※全体の件数が50件を超えれば、「刑法攻略のコツ」を解説するミニウェビナーを開催します。
価格
1.シルバー
7,800円(税込)
2.ゴールド
15,600円(税込)
3.プラチナ
39,000円(税込)
皆様がこの問題集と解答レジュメを活用して試験合格を掴んでいただけるように資料作成(支援内容によっては、途中の編集過程)でサポートしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
レジュメ納品時期
2026年3月末日。
ゴールドプラン以上だと、途中の編集過程に加わることができます。
出来上がったレジュメからアクセスしていただけるようになりますので、その分早めにレジュメを受け取っていただけます。